闇金と知りながら利用してしまう現実

違法業者、つまり闇金です。
今でもというよりは今でこそ闇金は堂々と営業をしています。
総量規制が施行されたことによって、「知らずに闇金を利用してしまった方」だけではなく「やむを得ず闇金と知っていながら利用してしまった方」がでてきました。

 

総量規制が施行されて2015年現在で5年が経ちます。
2010年に誕生したばかりの新しい法律です。

 

総量規制は「個人が貸金業から借入ができる上限を年収の3分の1まで」と定めています。
年収が300万円あればその3分の1となる100万円が総量規制による借入上限となる、ということです。

 

実はここに、闇金と知りながら利用してしまう現実があります。

 

年収300万円で100万円の借り入れ、十分な金額に感じられます。
しかし恐ろしいのは、借り入れを繰り返すことによって起こる多重債務、もしくは借り入れ過多です。

 

多重債務のサイクル

 

計画性のない借金は危険が潜んでいます。
借り入れを繰り返すと、いずれ返済額の用意が困難になり、その返済額は借り入れによってしかまかなうことができない状態になるでしょう。
他社からの借り入れも繰り返し、返済額を用意する。

 

ところが貸金業には総量規制があり、個人が貸金業つまり消費者金融から借り入れができる金額には上限が決められています。
さまざまな消費者金融から借り入れを繰り返していれば総量規制に基づいた上限に達するときがくるでしょう。

 

そこで先ほどのループにもうひとつ項目が加わります。
「正規の貸金業ではない闇金から借り入れる」

 

総量規制があり正規の貸金業者からは借り入れができない状況にあります。
そうなるとどこが借入先になるのでしょうか?
それが「正規貸金業者ではない闇金」です。

 

総量規制は多重債務を防止することを目的として作られた法律ではあるものの、闇金という選択肢を考えさせる状況になっていることもまた事実です。

 

闇金からの借り入れには「返済」をしない

公序良俗に関する法律があります。
民法の90条では「公の秩序または善良の風俗に反する事項を目的とする法律行為は無効とする」と定められています。

 

つまり違法行為は無効です。

 

闇金融とは違法業者、正規の貸金業者としての認可を受けていない悪質な業者です。
違法業者との契約は無効、そのように定められています。

 

そのため闇金融から借り入れたお金には返済の義務はありません。
もっと簡単に言いましょう。
借り入れたという契約自体が無効となりなかったものとなります。

 

ところが実際には返済の義務はなくとも返済を余儀なくされます。
自宅に押しかける、勤務先、親、兄弟、知人。
どこまでも追いかけてくるのが闇金融です。

 

違法業者から借り入れをしてしまった場合には、返済をせずにまずは専門家に相談をすることからはじめなくてはなりません。

 

弁護士に相談をするという選択

闇金、違法業者から借り入れをしてしまった場合、その返済の義務はないとはいえ返済しなければ恐ろしい取立てが待っています。

 

借り手が嫌がることを知り尽くしている闇金です、返済をするまでその手がとまることはありません。
それでは返済をしないという選択肢以外に闇金が嫌がることで対策を講じることはできないのでしょうか?

 

実はあります。

 

闇金が嫌がること、それは「損」です。

 

暴利による甘い汁を吸うことが闇金の目的であり、「裁判を起こされる」「警察の調査が入る」など、数万円から数十万円の元金に対して大きな損失を被ることを嫌います。
つまり、そこまではしない、手を引くということです。

 

個人で闇金と対峙することはできません。
最悪の事態もありえるからです。
専門の弁護士に相談をしましょう!